Tokai University

04/20/2024 | Press release | Distributed by Public on 04/19/2024 20:46

TUECの堀所長がデンマークとのつながりのある望星学塾で「今後の人口動態変化と社会保障費」について講演しました

ヨーロッパ学術センターの堀真奈美所長(健康学部健康マネジメント学科教授)が3月16日に、東京都武蔵野市の学校法人東海大学望星学塾の特別講座に登壇。「今後の人口動態変化と社会保障費」について講演しました。子どもと高齢者に比べて労働力人口が少ない「人口オーナス社会」とも言われる現代の人口動態の変化に対応する社会保障の在り方や負担と給付の在り方について検討しました(講演内容は、会員会報『無限』に掲載されています)。

望星学塾は、1936年に創立者松前重義が『後世への最大遺物・デンマルク国の話』の著者でもある内村鑑三(1861~1930)からの学びと、実際に訪問したデンマークの国民高等学校(以下、フォルケホイスコーレ)の教育を範とし、「人生いかに生きるべきか」を考えるべく開いた私塾であり、学校法人東海大学の母胎になった学びの場です。現在は、望星講座・ゼミナールのほか、スポーツ・柔道を通じた社会教育活動などが行われています。

堀所長は、「今回の特別講座でも話をさせていただきましたが、歴史が動くともいうべき時代の転換期には国民的な対話や議論が重要です。デンマークのフォルケホイスコーレは、現在でも多様なバックグラウンドの人々が人生の生き方を模索する場であると同時に、民主的な対話、会話を重要視する場でもあり、フォルケホイスコーレでの学びは北欧のみならず世界中に広がっているようです。また、会場にはデンマークの思想家であるニコライ・グルントヴィーの絵画があり、望星学塾の資料室には、デンマークで行われていた体操を模した運動をする写真が掲示されていました。デンマークとのつながりを改めて認識することができました」と述べました。