Toyota Motor Corporation

05/07/2024 | Press release | Distributed by Public on 05/06/2024 20:46

SUPER GT 第2戦 富士 FUJI GT 3Hours RACE坪井/山下組GRスープラが4位フィニッシュGT300クラスでは吉田/野中組GRスープラが3位表彰台

決勝

 4日(土)も快晴。強い日差しに照らされ、予選日よりもさらに路面温度は上昇。気温23度、路面温度41度というコンディションで、5万人を超える大観衆が見守る中、午後1時半、静岡県警の白バイとパトカーの先導によるパレードラップ、フォーメーションラップを経て、決勝レースのスタートが切られました。
予選でTGR勢最上位となる7番手グリッドを獲得した14号車ですが、予選アタック時にスピンしたことで痛めたタイヤを交換するため、ピットスタートを選択。最後尾から追い上げを図ることとなりました。
スタートでは9番手グリッドからスタートした大湯の38号車が7位へとポジションアップ。これに関口の39号車、坪井の36号車、国本の19号車、笹原の37号車が続く形となりました。
序盤はGRスープラ同士の順位争いが繰り広げられ、笹原の37号車が2周目に36号車と19号車をパスし9位へポジションを上げるも、14周目に36号車坪井が37号車を抜き返しました。
スタートから25分ほど経過したところで、GT300車両がストップしたことによりフルコースイエローに。これが解除されるタイミングで、38号車がSTANLEY CIVIC TYPE R-GT 100号車をパスし、6位へ浮上。36号車も39号車をかわし8位へと順位を上げました。
勢いに乗る36号車はさらに100号車に迫り、10周以上に渡ってテール・トゥ・ノーズでのバトルを展開。31周目についにこれをかわし7位へ。
30周を過ぎたあたりからGT500クラスも1回目のピット作業に向かう車両が出始めると、32周目に37号車がピットイン。しかし、37号車以外のGRスープラ勢はスタートからほぼ1時間あたりまでピットインを引っ張り、39周目に38号車、36号車、19号車、14号車、翌40周目に39号車がピットイン。
このピット作業で36号車がTGR勢最上位の6位へと浮上。37号車が8位、38号車が10位、39号車が11位、19号車が12位、14号車はまだ最後尾の15位ながら、前車との差を着実に縮めていきました。
坪井から交代した山下の36号車が6位のポジションを守りながら周回を重ねる一方、ペースが上がらず9位に後退した笹原の37号車をかわした石浦の38号車が8位の100号車に迫り、37号車も中山の39号車との10位争いを展開しました。
残り1時間ほどとなったところで各車2回目のピットへ。6位を走る36号車はこのピットで5位に浮上し、最後のスティントは坪井へと託しました。
全車2回目のピットを終えた時点で36号車が5位、38号車が7位、39号車が10位,14号車は11位まで順位を上げました。
38号車のラストスティントを担当した大湯は、100号車に迫られるも凌ぎきると、前を行くMARELLI IMPUL Z 12号車に追いつき好バトルを展開。98周目に6位へと順位を上げました。
そのままの順位でチェッカーかと思われましたが、残り10分を切ったところで3位を走行していたARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT 8号車がスローダウン。これでひとつずつ順位が繰り上がることとなり、36号車は4位でチェッカー。46kgのサクセスウェイト積みながら着実にポイントを稼ぎ、ランキング首位の座を守ることとなりました。
38号車が5位、14号車は最後尾から追い上げて8位。39号車が9位、19号車が10位に入りGRスープラは5台がポイント獲得を果たしました。

 GT300クラスでは、5番手グリッドの2号車平良がスタートで3位へと2つポジションアップ。7番手グリッドの96号車高木はスタートで6位へ上げるも、その後はペースが上がらずじりじりと順位を落とすことに。
一方、13番手スタートのapr LC500h GT 31号車小高一斗は10位へと順位を上げ、10番手スタートの52号車野中もトップ10圏内を伺う位置で周回。
しかし、この2台はピット戦略で大きく分かれました。31号車は先陣を切って17周終了という早いタイミングでピットイン。給油のみでドライバーは小高のままコースへ復帰しました。
3位を走る2号車と52号車は最後までピットを引っ張る作戦に出て、52号車は43周目、2号車は最後となった45周目にピットイン。2号車はピット作業でタイムをロスし、順位を落とすこととなってしまいました。
中盤、2位をキープした31号車は残り1時間16分ほどでピットへ向かい、中村仁へと交代。52号車は2回目のピットでタイヤ無交換作戦を採り、一気に2位へとポジションアップを果たしました。
全車が2回目のピットを終えた時点で、吉田の52号車が2位、31号車が5位、堤の2号車が6位となり、31号車と2号車は抜きつ抜かれつの5位争いを展開。
52号車は終盤ライバルの先行を許したものの3位でチェッカーを受け、表彰台を獲得。野中にとってはSUPER GTで初の表彰台となりました。中村が逃げ切った31号車が5位、2号車が6位でポイント獲得を果たしました。2号車は1ポイント差ながらランキング首位の座を守ることとなりました。