Delegation of the European Union to Japan

05/01/2024 | Press release | Distributed by Public on 05/01/2024 22:01

EU史上最大の拡大から20年を迎えたことを受けたボレル上級代表の声明

<日本語仮訳>

ジョセップ・ボレル欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長は、以下の声明を発表した。

20年前、EUは10もの新規加盟国を受け入れるという、第二次世界大戦後、数十年にわたって分裂が続いた欧州をさらに再統一する大胆な一歩を踏み出した。それは、EU最大の拡大であり、全ての人々の自由、平和、安定および繁栄を目指す大陸の再統一であった。

とはいえ、欧州大陸の再統一に向けたわれわれの取り組みは完了していない。それは2022年以前から分かっていたことであり、ロシアのウクライナに対する侵略戦争が続く今日、そのことをさらに実感している。この数年間、何百万人もの欧州市民がEUというプロジェクトに参加する意思と希望を示してきた。

西バルカン諸国、トルコ、ウクライナ、モルドバおよびジョージアは、自らの将来をEUに強く結びつける歴史的な好機を得ている。EUの拡大は、欧州の人々の生活水準を引き上げると同時に、安全保障、司法および民主主義を強化する変革的な政策である。

EUと加盟候補国は、複数の地政学的な課題に共に、より効果的に立ち向かえるよう、安全保障と防衛に関して協力している。将来の加盟国には、民主的制度を強化し、人権と基本的自由を守ることが求められる。

EUはまた、自身の未来のために今日から準備を進め、自らの改革に取り組んでいる。われわれは、単にEUが大きくなるだけでなく、共有する価値を堅持し、世界に発信できるような、より強力な連合を目指している。

EU加盟候補国とEUは、より大きな、より深い、より強いEUを構築する歴史的な機会を手にしている」

原文はこちらをご覧ください(英語)。

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