05/09/2024 | Press release | Distributed by Public on 05/08/2024 18:33
第24-011号
2024年5月9日
ANAは、2024年5月9日より、日本国内で初めて、航空機の運航を支える航空機地上支援器材※1(以下、「GSE」)の代替燃料として期待されるリニューアブルディーゼル※2 (以下、「RD」)の利用に関わる実証を、羽田空港で開始します。
ANAグループは、中期環境目標として、2030年までに航空機の運航以外で発生するCO2を2019年度比で33%削減することを目指しております。現在、GSEの燃料は軽油(ディーゼル)が主で、使用する全てのGSEを電動化することは難しいという課題があります。その中で、RDは既存の車両や給油施設をそのまま活用することが可能な「ドロップイン」燃料であり、軽油の代替燃料としてCO2削減に有効と期待されます。
昨年9月、ANAは、伊藤忠エネクス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長CEO:吉田 朋史)等と共に東京都の「バイオ燃料活用における事業化促進支援事業」※3に採択されており、今回の利用実証は、その一環で行うものです。2025年3月末までの事業期間を通じて、RDの安定供給・利用上の課題、制度上の課題を検証し、空港におけるオペレーションの脱炭素化の選択肢として将来の本格導入に向けた準備を進めてまいります。
ANAは今後も、自治体やパートナー企業のみなさまと協力し、航空機の運航以外で発生するCO2排出量の削減を含む、炭素循環社会の実現に向けた取り組みを促進してまいります。
以上
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